世帯の家計調査

世帯の家計調査

判断を誤らないような範囲で、世間一般の懐事情の目安となる数字をいくつか挙げてみることにしよう。数字にこだわりすぎるのは禁物だが、これまであまりにも無頓着だったという人は、こういう数字で自分に刺激を与えるのもいいだろう。家庭の主婦を読者対象にした家庭情報誌などでは、家計診断の特集は大人気だ。人様の家庭を垣間見れる楽しみもその理由だが、やはり何と言っても自分たちの生活の何がムダなのか、どうやったらお金を貯めることができるのか、という切実な問題を皆、抱えているからだろう。しかし残念なことに、こうした情報誌で目にすることができるデータは、ほとんどがファミリー型のものばかりで、シングル家計を支える身としては、いまひとつ参考にしにくいものだ。そこで、数少ないひとり世帯の家計調査の結果を参考までに挙げてみる。先ほど述べたように、統計はあくまでも平均値。しかも収入金額は個人によって違うので、ここでは特に、支出割合を大まかな目安にしてほしい。

記憶に残る家庭行事

現在は主人が住宅にかかわらなくなったため、主婦が住宅内を取り仕切っており、内容もずいぶん変化してきた。現在の座敷は、形として床の間や仏埴があっても精神的な緊張を覚えない。精神的な教えを子供にしていないし、単なる畳の間として多くは来客を案内する部屋にすぎないからである。床の間は、4季の折々に古くから伝承された行事のときの祭る場所でもあった。子供の頃、家族と1緒に行った4季の催しは、年を重ねても忘れることがない。年末に家族で行ったもちつきや武者人形を飾る端午の節句の行事や桃の節句の雛祭り、7月7日の七夕の節句や月9日に栗飯で祝った重陽の節句など、親子で祝った年間行事は次第に失われてきた。親が経験し、記憶に残る家庭行事をずっと続けていくことができれば、親も子供も思い出としていつまでも心に残る。思い出に残る親子の行事に、家族のふれあいの原点がある。都市住宅で父親が住まいの主役に出ないのは、ほとんどの父親が職場と共存しているからである。仕事ではどんな努力もするが、住まいでは父親の役割を果たしていない。1家のために働くのは職場の仕事だけではない。収入を得ることは大事だが、家族や住まいを守ることも大事である。住まいづくりに積極的に行動し、主張が明確な父親の居る家庭は折り目正しい。